一目会いたくて、あの声がもう一度聞きたくて、毎日泣きました。
そして、あなたに届いて欲しいと手紙を出し続けました。
花が好きだった母娘。交通事故で娘を失った母は、花の絵の描かれた便箋に想いを綴り、亡き娘に手紙を出し続けました。「大切な人の死」という重すぎる事実を正面から受け止め、向かいあい、その先の人生をどう生きていくかということを、考えさせられる本です。
コンテンツ
ひまわりの好きだった娘・紀和へ(まえがきに代えて)
第一章 母の花だより
第二章 日記抄
第三章 紀和へ。みなさんへ…
あとがき
著者
嵩西 洋子(たけにし ようこ)
与那国島祖納に生まれ、幼少の頃より自然に親しんで育つ。与那国時代の自然と結びあった暮らしの経験が、長じて蘭やハーブ栽培に向かわせ、現在、所有のハーブガーデンで薬用・有用植物を主に栽培研究し、これらを暮らしや地域に生かすさまざまな工夫を試みている。ジャパンハーブソサエティ会員。