西表島のジャングルで、たった独り《無為自然》の暮らしを実践する恵勇爺との出会いと対話を通し、「人間にとって幸せとはなんなのか?」を問いかけた話題作『イリオモテのターザン』(2009年、南山舎刊)。
同書には実は先行して自主制作されていた幻の画文集が存在し、一部の人々の手に渡り、傑作として愛蔵されていました。このたび、その画文集の復刊を望む声に応え、前作では割愛されていたカットも完全収録し装いも新たに少数限定で発刊致しました。
西表島から戻った直後、一気に描き上げたというだけに、生々しい感動がほとばしる芸術的な語録とペン画です。
人間にとって幸せとは・・・
著者
水田耕平(みずた こうへい)
1941年、兵庫県明石市生まれ。
1964年から2001年、神戸市中学校美術科教諭。
現在、退職して少々の畑を耕し、近くの海で釣りをし、水墨画を描いて暮らしている。
夏になると西表島に行きたくなり、1、2カ月キャンプ生活を楽しむ。